メッセージ

代表取締役社長 佐藤博司



昨年は、オリンピックの誘致成功やアベノミクス効果もあり経済全般としては明るい話題が多い一年でした。
しかし、パチンコ業界としては、『レジャー白書2013』にて、ピーク時(1995年)と比べ、業界売上で約4割減(30兆円→19兆円)、参加人口は約1/3まで減少という厳しい数字が明らかとなり、その上2014年4月に消費増税決定という大きな課題も提示されました。

そして、ゴト被害に関わる重要な出来事として、スロットのサブ基板にて、サブ制御ROMではなく、随時データが更新されるメモリー部品への不正データの書込みという、新たな課題が大きく取り上げられた1年でもありました。

現在、市場で活躍しているセキュリティ会社の大部分は、元遊技機メーカーの営業、元ホールスタッフ、元ゴト師、そしてそれらの会社OB等の人材が大部分を占め、残念な事にハイテク技術に関しての知識は非常に乏しいと言わざるをえません。
このサブ基板への不正データの書き込みをはじめとして、ゴト手口が更にハイテク化していく事が予測される中、これらの技術力に対応して、的確な不正対策、ゴト対策を行っていく為には、電気メーカーや研究機関のエンジニアとの協力関係が重要になってくるのではないでしょうか。

弊社では、エンジニアの視点で遊技台を検査する為に、基板に搭載される各ICチップのそれぞれの役割を理解し、どの部分にアクセスするとどのような不正行為の可能性があるかを把握して、ミクロン単位(1/1000mm)の視点で確認を行う事で、これまでの経験則や間違い探しでは発見不可能な不正基板に対応しています。

ただ単に傷跡探しや封印シール、インシュロックの確認だけを行う検査業務で必要以上に高いコストをかけたにも関わらず、ゴト被害に遭い続ける・・。
厳しい市場環境下では、このような状況は早急に改善していかなければなりません。

電気メーカー時代に学んだ知識と技術力、そして人脈を駆使して、出来る限りの低コストでハイテクなゴト手口の被害からホール様を守っていく、弊社の活動にご期待下さい。


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